Date: Fri, 14 Feb 2003 14:12:46 +0900
To: A
Subject: いい天気ですね。いろいろ考えてみました。

 今日はバレンタインデーです。世界の恋人が愛をささやくはずの日が、戦争か平和かの分かれ道になるかもしれないというのも何か意味があるのかもしれませんね。

 私はとにかく自分に嘘のないように身を処することだけを考えています。しばらく静かに横になって自分を深く感じてみましたが、出た結論は、「すべてを信頼して安心して身を任すこと」に尽きるように思われました。

 いつも思うことは・・・
 何をするときでも、自分の中で言い訳をしながらすることのないように。
 恐怖から身を守ろうとして行動することのないように。

 同じ行動でも、自分の中に言い訳がある(そのように行動する理由を探している)ときと、そうでないとき(何にも考えずに気づいたら行動しているようなとき)とでは、全く結果が違うように思われます。

 ずいぶん前から私は「予定」を立てたり、先の約束をしたりすることが苦手です。それは「あした私が何をするのかは自分にもあしたになってみないとわからない」からなのですが、予定というもので成り立っているこの社会で生きていくためには、どうしても「予定」に組み込まれなければなりません。
 でも、本当に世の中が変革されるときには一度あらゆる予定がご破算になる必要があるのでしょう。だからそのときになれば、まず私が率先してあらゆる予定や約束を反故にする覚悟がなければなりません。そのことについてもよく考えます。

 でも、それも言い訳をしながらではだめだと思うのです。私に何の迷いも無理もなく、自然にそういう行動ができなければ、私が引き起こすことはただの混乱に終わってしまうだけでしょう。
 そして、やはり私が月○さんから離れている限り、自分の中の言い訳を完全になくすことはできないように思うのです。

 韓国の金大中大統領が、2000年の首脳会談の前に、北に不正に多額の送金をしたことを認め、謝罪しました。でも、彼はこう言い訳しています。「世界平和のためには時には超法規的な(法律に違反した)行為も必要だ」と。これが本当に、ノーベル賞ほしさの不正送金でなかったのなら・・・

 今晩自分がどのような行動を取るか、まだわかっていません。可能性としては、XXXXに行ってH.K.さんにチョコレートを渡す、というのがあります。実行するかどうかは全くわかりません。まだ、杖なしではまともに歩けませんが、エスカレーターのある駅なら行けると思います。とにかく成り行きに任せてみます。

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