>  きのう(11月1日)の明け方、あなたの夢を見た者でございます。やはりとても
> お辛いことがおありだったのですね。
>  私は、「世の中の人はみな、心の一番深いところでつながっている」と信じています
> 。でも、ほとんどの人はそのようなことに気づきません。人間はすべてバラバラに生き
> ていると思っています。それは、誰もが怖くて自分自身の心の一番奥まではいって見た
> ことがないからです。
>  けれども、人生の中で、たとえようもないくらい深い悲しみや苦しみに遭遇するとき
> 、人は自分の心の一番奥に足を踏み入れることがあります。それは本当に辛い場所です
> が、でもそれは、すべての人がつながっていることを実感することができる場所でもあ
> るのです。
>  私が夢の中であなたにお会いできたのは、私があなたと同じ悲しみを共有してい
> たからだと思います。あなたが最愛の奥様を亡くされたように、私も最愛の伴侶に会
> うことができません。彼は死んだわけではないのですが、ある事情があって、十年も会
> えないでいます。同じこの世にいながら、まるであの世とこの世に別れたかのように、
> 話すことも、声を聞くこともできません。
>  けれども、物理的に会えなくても、私は彼と私がつながっていることを確かに感じて
> います。夢の中であなたにお会いできたように、彼と確かに会えたと感じるときがあ
> ります。(それはいつも、明け方頃ですが・・・)むしろ、物理的に会えないからこそ
> 、本当のつながりを感じられるのかも知れません。
>  あなたも、亡くなられた奥様に物理的に会うことはできなくても、きっと心の一番
> 奥でお会いになれるはずだと思います。死は決して本当の愛を分かつことはできないの
> です。
>  夢の中のあなたは本当に素敵でしたよ。私はすっかり惚れ込んでしまって、あなたに
>こんな風に言っていました。「あなたが再び奥様にお会いになられる日まで、私が
> おそばにいて差し上げます。」
>  人は、本当の孤独を知ったとき、実は人は孤独ではないことに気づくのではないでし
> ょうか。本当の孤独を知った者たちはみな同志です。お互いに励まし合い、支え合い、
> 助け合うことができます。それこそが愛だと思います。そういう意味で、私はあなた
> を心から愛しています。
>  私はそんなふうにすべての人が愛し合える世の中を創りたいです。

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