不特定多数の『あなた』へ
私がこの日記の中で「あなた」と呼んでいるのは、ほとんど、特定の人物です。(日によって、その対象は異なる場合がありますが。)
だから、ここに書かれているのは、至極個人的なメッセージです。
にもかかわらず、このような公開された日記にそれを載せるのは、訳があります。
以前に女子学生の一人が私にこのようなことを言いました。
「最も個人的な話に最も深い共感を覚える。」と。
人はみな、深いところでつながっています。
最も個人的な話は、あまり他人にしようとは思わないから、そのことに気づかないだけです。
それを思い切って他人に打ち明けたとき、思いがけず、みんな似たような悩みを抱えていることを知るのです。
自分の仲間がたくさんいることがわかります。
それは大きな勇気につながります。
私がここで特定の「あなた」に訴えていることがらは、私の中の最も個人的な、最も深いレベルから沸き出したメッセージです。
だから、それはきっと不特定多数の『あなた』の心にも、どこかしら響くのではないでしょうか。
私ではない誰かが、『あなた』に対して伝えたいメッセージとして。
だから私はこれからも、この日記の中で、私にとって最も大切な「あなた」に対する最も個人的なメッセージを発し続けます。
それが『あなた』にとっても、きっと力になると信じて。 (2004/4/12の日記より)