本当の相手とうまくやって行くには?(2)
   
   
Q とても惚れっぽくて、一人の人だけを好きになることができそうにないのですが。

A 惚れっぽいのは、いいことですよ。

 上の図を見てください。あなたが本当の相手(対角の同色)と接している点(円の中心)では、すべての人と接しているでしょう? 
 つまり、そこではすべての人を愛することができるということです。

 惚れっぽいというのは心が開いている証拠です。心を開かなければ、本当の相手と出会うことはできません。
 
 でも、円の中心に近づくとたくさんの人を好きになってしまうので、混乱してしまうかもしれません。
 本当の相手が自分以外の人を好きになったら困ると思う人も多いことでしょう。

 けれども心配いりません。あなたと本当の相手はまっすぐの直線で繋がっているので、二人は強烈な引力で引き合っているのです。
 たとえ、あなたの本当の相手がたくさんの人を好きになってしまったとしても、あなたのような引力を持つ人は一人もいません。

 だから、二人が互いを信頼してまっすぐ向き合っている限り、どんなに他の人を好きになったとしても、決して互いを裏切ることはないのです。

 でも、もしもあなたが相手を縛ったり、他の人を見ないように強制したりすれば、二人は円の中心点にいられなくなります。
 そうなると、間違いなく二人の関係も悪化してしまいます。

 二人の関係が深まっていけば、あなたにとって、この世のすべての人が「自分の本当の相手の分身」であるように感じられるようになるはずです。

 本当に愛するたった一人の人がいるからこそ、この世のすべての人を愛せるようになるのです。

 それが本当の天国です。

Q 正反対の人とは、うまく行くどころか、ぶつかり合ってしまうのではないでしょうか?

A 正反対というのは、見方を変えれば不得意なことを互いに補い合える関係です。例えて言えば、片方がハンドル(多くは女性)で、片方がエンジン(多くは男性)です。

 けれども、この車がまともに動くためには、互いに対する信頼が不可欠です。エンジンが行き先を決めようとすれば、迷走してしまうし、ハンドルが自分の力で前に進もうとすれば、立ち往生してしまうのです。
 男性の「支配したい」という欲求と、女性の男性エネルギーに対する恐怖が、互いに対する信頼を妨げます。